blog | tres https://tres.green Fri, 01 Mar 2024 06:07:18 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.8.9 https://tres.green/wp-content/uploads/2020/11/cropped-tres_logo_T_s-32x32.png blog | tres https://tres.green 32 32 植物の学名について https://tres.green/blog/scientificname/ https://tres.green/blog/scientificname/#respond Fri, 11 Nov 2022 07:21:44 +0000 https://tres.green/?p=546 生物学における学名(がくめい、scientific name)は、生物学(かつては博物学)の手続きに基づき、世界共通で生物の分類群に付けられる名称である。 学名 – wikipedia いわゆる学名の魅力につ […]

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生物学における学名(がくめい、scientific name)は、生物学(かつては博物学)の手続きに基づき、世界共通で生物の分類群に付けられる名称である。

学名 – wikipedia

いわゆる学名の魅力について今回は書き記したいと思います。植物の形態は多岐にわたります。分類学はその複雑な美を解き明かすために発展してきました。

今回は堅苦しい科学的枠組みをちょっと脇に置いて、もっと身近な園芸の側面から学名の世界を覗いてみましょう。園芸においても学名は非常に重要な役割を果たしているのです。ちょっとしたルールを知っているだけで、学名から驚くほど多くの情報を引き出せるのですから。

例を挙げましょう。Euphorbia samburuensisという、あまり聞きなれないユーフォルビアがあります。当然ながら上手に育てるには、自生地の環境を知る必要があります。「-ensis」という接尾辞が「~地方の」という意味を持つと知っていれば、Googleで「samburu」と検索するだけで、すぐに自生地を特定でき、「samburu climate」とでも検索すれば、その地の気候データにすぐにアクセスできるでしょう。

Euphorbia sumburuensis

このEuphorbia samburuensisの例は、学名が私たち園芸愛好家にとってどれだけ役立つかを示す極端な例かもしれませんが、間違いなく、学名は栽培管理の手がかりや植物を入手する際の参考になります。

さらに、これらの学名は園芸に一層の楽しみも添えてくれるのです。すべての学名にはその背後に物語があります。たとえば、「白い花粉」を意味するEuphorbia albipolliniferaという種があります。一般的にユーフォルビアの花粉は黄色いのですが、この種の珍しい白い花粉をもっています。この情報を知っていると、花を咲かせることへの意欲が湧いてきます。そして、ついにその白い花粉を自分の目で見たとき、その発見者が感じたであろう驚きと喜びを、少しだけ感じることができるでしょう。

開花が待ち遠しいE.albipollinifera


基本的な記し方

学名の記し方には色々なルールがあります。ここでは通常園芸的に使われるルールを紹介します。
正確には記載者名や記載年も記しますが、今回は割愛します。

まず基本的な書き方から。

属名は大文字で書き始め、種小名は必ず全て小文字で記載します。
基本的にはイタリック体を用いますが、これは地の文と区別を付けるためで、イタリック体での区別が難しい場合は、太フォントや下線を引くことで区別をします。

特に下から2つめの誤りが多いので注意です。

種小名は属が異なれば同じものを使ってよいとされていますので、種小名だけではその種を特定することになりません。必ず属名と一緒に記します。
下写真は”hamata”という同じ種小名をもつ種です。文脈でどちらかを把握することはもちろん可能ですが、正確を期するのであればルールに則り、属名と一緒に記すのがベストでしょう。
文脈などから明らかにその属と分かる場合は属名の省略表記が可能です。

Euphorbia hamata ⇒ E.hamata や Eup.hamata など

Euphorbia hamata
Nepenthes hamata (photo by Jan Wieneke)

ちなみに”hamata”という種小名は「鉤状の」という意味です。E.hamataはその枝の形状から、N.hamataは捕虫器の淵の特徴からそれぞれ名付けられています。
“hamata”という種小名は他にもHaworthia hamataMammillaria hamataなどがあります。
どんな姿をしているんだろうと気になってきませんか?こういったところも学名の面白いところですね。


亜種・変種

種の下位には亜種(subspecies)と変種(variety)があります。
これの区分は少しややこしく、近年変種から亜種に変更されたり、その逆もあるようです。私の理解ですので、少し誤りがあるかもしれませんが、大枠は下記の通りだと思います。
余談ですが動物や細菌の分類では変種の適用は中止となり、亜種のみとなっています。植物についてはまだその動きがありませんので、しばらくは変種ありでいくと思われます。

亜種(subspecies, ssp. , subsp.)

亜種は、基本種とは生息域が離れて群を形成しているものに与えられます。遺伝的には基本種と交雑可能ですが、前述の通り物理的に距離があり自然には交雑はありません。生息域が離れていることにより、基本種とは特徴が異なることが多いようです。

なお、正式には亜種をもつ基本種は種小名をssp.下に繰り返します。
これは、亜種が新たに記載されるまでは種小名までだったのが、亜種の出現により自動でssp.以下が追加された学名に変更となります。これを自動名(オートニム)と呼びます。ここらへんの話はまた次回に…としつつ、一例だけ載せておきます。

Euphorbia confinalis 1951年に記載

Euphorbia confinalis ssp. rhodesiaca が1966年に記載
⇒ 1951年記載の基本種は自動的に Euphorbia confinalis ssp. confinalis となります。


変種(variety, var.)

変種は、基本種の群の中から自然に起きた変異を示します。例えば葉の形や花の色などです。遺伝的に継代され、次第に変種で群を形成するようになります。

Euphorbia polygona var. minor
E.polygonaの基本種は蜜腺が紫色ですが、var.minorは蜜腺が黄緑~緑です。最大高も25cmと小さいのが特徴です。このような違いがありますが、生息域は基本種と近いのです。この点が亜種との使い分けとなっているようです。

Euphorbia polygona var. minor

未同定種など

sp.

種小名がなく「sp.」と記載されているものを見ることがあると思います。これは園芸的には「属はわかるが種小名は不明」という場合に使われます。

例えば、
Euphorbia sp. ⇒ ユーフォルビアの何か
ということになります。

単純にこれが何かわからない、忘れてしまった場合にも使いますし、
既知のものとは違うものを発見した時にも使うようです。(新種だと確信があれば後述のnov.を付けるべきだと思います。)

Euphorbia sp. Taru ⇒ Taruという地域で発見したユーフォルビア属の種。ただし詳細不明。

aff.

「近縁の、類似の」というような意味です。

Euphorbia aff. specksii
⇒ ユーフォルビア スペックシーに似ているが特徴が異なる。

分類形質の一部が一致しないので、未記載種である可能性が高い場合に使われることが多いように思います。

cf.

「対比して、参照して」というような意味です。

Euphorbia cf. splendens
⇒ ユーフォルビア スプレンデンスだと思われるが確証がない。

この種であるとほぼ同定できたものの、原記載が不明瞭だったり標本との対比が出来なかったなど100%そうだと言えない場合に使われます。

nov.

「新種」であることを示します。これだけでは何か特定できないので地名やフィールドナンバーと一緒に記載されることが多いです。

Euphorbia sp. nov. Somalia hordio
⇒ソマリアのホルディオという地域で発見された新種のユーフォルビア

n.n.

nomen nudumの略。「裸名」と呼ばれるもので、パッとみると正式な学名に見えますが、記載がなかったり、情報不十分などの理由で正式な学名とは認められていません。

Euphorbia atrox n.n. としてEuphorbiaWorld Vol.3 1985年に掲載
⇒ 1992年に正式にEuphorbia atroxとして記載

Euphorbia durispinaも長年n.n.扱いでしたが2021年に正式に記載されています。

Euphorbia umbraculiformisはまだn.n.です。


フィールドデータ

たまに種名の後ろに英字+番号が付いた植物を見ることがあると思います。

Euphorbia godana L&N 13176 ←この部分

これは基本的に「採取者のイニシャル+その方の管理番号」という組み合わせになっています。
上記の場合ですと、John Jacob Lavranos氏&Leonard Eric Newton氏の共同フィールドワークで採種された管理番号13176ということが読み取れます。そしてこのデータを元に調べると、”Goda Mountains, 2km west of Eguere, Aleita Mountain, District Obock”というロカリティ情報が得られます。

このようにフィールドデータさえあれば産地を確実に特定することが出来、自生地の環境を詳細に調べることが出来ます。広範囲に分布する種では特に参考になります。例えばE.pedilanthoidesという種はマダガスカルの北部から南部まで広い範囲に生息しています。恐らく北部産のものは冬は最低7℃くらいは必要でしょう。対して南部のものは0℃近くまで耐えれるはずです。” E.pedilanthoides“という情報だけでは管理方法がハッキリとは決まらないのです。

また、遺伝的特性の観点から見ても重要です。同じ種であっても産地が違うものを交配させたものはただの交雑となってしまう場合があります。例えばEuphorbia tirucalliは南アフリカはもちろんインドやベトナムにまで自生している種です。どこ産か素性のわからないもの同士を交配し、例えば自然保護として特定の産地に植え直すというのは外来種を植えているようなものでしょう。

フィールドデータへの考え方についてはShabomaniac!様が詳しく、そして完璧に記されていらっしゃいます。
是非下記リンクよりお読み頂ければと思います。

Shabomaniac! 植物雑記 vol.1 フィールドデータ ’04年10月3日

Shabomaniac!様、リンクの許可を頂きありがとうございました。


ラテン語の文法的性

ラテン語には性という概念があります。

  • -um で終わるものは中性
  • -a で終わるものはほとんど女性
  • -us で終わるものはほとんど男性

種小名の語尾は、属名の性によって上記ルールによって決定されます。
近年であれば、サルコカウロンからモンソニアに属名が修正された際、

Sarcocaulon multifidumMonsonia multifida

となり、種小名の語尾が変わっています。
これは”Sarcocaulon”の性が中性であったのに対し、”Monsonia“の性が女性であるためです。
逆説的に種小名の語尾を見れば属名の性をおおよそ知ることも出来ます。

ちなみに人物由来の属名の性は必ず女性と決められています。
Euphorbiaはローマ時代の宮廷医師Euphorbusより由来しているので属名の性は女性です。E.globosaE.multiramosaなどの語尾を見てもこのことが確認できますね。


Monadeniumは中性のようで、Euphorbia属に統合された際に語尾が変わっています。

Monadenium pseudoracemosum    Euphorbia pseudoracemosa

ラテン語形容詞の例

学名には意味があると前述しました。多くの学名はラテン語形容詞から命名されています。
その種の特徴を表すのが多くを占めますので、知っていればより園芸を楽しむことが出来ると思います。
ここではほんの一例ですがラテン語の意味を掲載します。

語頭・語尾意味学名例
-ii人物への献名(男性)Euphorbia specksii (Ernst Specks氏への献名)
-ae人物への献名(女性) Euphorbia maritae (Marita Specks氏への献名)
-ensis~地方のEuphorbia marsabitensis (ケニア Marsabit固有)
-oides~に似ているEuphorbia pachypodioides (パキポディウム属に似ている)
uni-1Euphorbia unispina (1本の棘)
bis-2Euphorbia biselegans (2つめのelegans)
ter-, tri-3Euphorbia tridentata (3本の歯)
quadri-, quadra-4Euphorbia quadrangularis (4つの陵)
multi-複数のEuphorbia multiceps (複数の頭)
longi-長いEuphorbia longifolia (長い葉)
brevi-短いEuphorbia brevirama (短い枝)
recti-直線的なEuphorbia rectirama (直線の枝)
curvi-曲線的なEuphorbia curvirama (曲がった枝)
globi-, globuli-球状のEuphorbia globosa (球状)
columni-柱状のEuphorbia columnaris (柱状)
densi-密集したEuphorbia densiflora (密集した花)
acuti-尖ったEuphorbia actinoclada (尖った棘で覆われた)
crassi-太ったEuphorbia crassipes (太い脚)
tenui-細いEuphorbia tenuispinosa (細い棘)
plani-平らなEuphorbia planiceps (平らな頭)
torti-螺旋状のEuphorbia tortirama (螺旋状の枝)
cauli-茎のEuphorbia globlicaulis (球状の茎)
folii-葉のEuphorbia multifolia (たくさんの葉)
flori-花のEuphorbia filiflora (糸のような花)
corni-角のEuphorbia corniculata (カドのある)
albi-白いEuphorbia albipollinifera (白い花粉)
nigri-黒いEuphorbia nigrispina (黒い棘)
rubri-赤いEuphorbia rubrispinosa (赤い棘)
caerulei-青いEuphorbia coerulescens (青い)

最後に

分類・学名というのは自然にあるものを人間の決め付けで区別しているだけかもしれません。ただ、その自然という大きなものに立ち向かう一つの武器、そしてそれと関わり楽しめる最大のツールだと思います。
昨今では現地株の商業的な採取が多く、輸出元も輸入者も知識がないために間違った学名で流通することが多く見られます。植物の見た目が良ければそれでいい、などという意見もありますが、園芸の楽しみの1つが奪われた状態だと感じてしまいます。「入手時の名称です」で終わるのではなく、観察や文献を読み同定してみると、新たな発見を得られることがありますし、正しい管理方法に近づくことも出来ます。
たかが学名されど学名、とても奥が深いのでぜひ覗き込んでみてください。

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出品物紹介:3rd offer https://tres.green/blog/3rd-offer/ https://tres.green/blog/3rd-offer/#respond Mon, 30 May 2022 12:58:25 +0000 https://tres.green/?p=923 6/3(金)に3rd offer開催 第2世代の株も花を咲かせるようになり、種子も色々な種類が採れるようになってきました。誰でも植物を輸入している昨今ですが、tresはユーフォルビアに限りますがここでしかないものを提供し […]

投稿 出品物紹介:3rd offertres に最初に表示されました。

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6/3(金)に3rd offer開催

第2世代の株も花を咲かせるようになり、種子も色々な種類が採れるようになってきました。
誰でも植物を輸入している昨今ですが、tresはユーフォルビアに限りますがここでしかないものを提供したいと思っています。
まだまだ安定供給には程遠いですが、未来にはユーフォルビア専門の種子ナーセリーを目指して少しずつ進めていきます。

販売方法

6/3(金) までにofferページに出品物の画像を並べておくので内容・価格などをご確認ください。
6/3(金) 21:00になりましたらそれぞれの出品物に注文番号を追記します。

  • お名前
  • 購入希望の出品物名
  • その出品物の注文番号

以上3点をご記入の上、下記メールアドレスまでメールをお送りください。
複数の注文があった場合、先着順と致します。
注文番号の記載がない場合は注文をお受けできませんのでご注意ください。

注文メール送付先 tres.euphorbia@gmail.com

出品物紹介

No.1 Euphorbia cremersii 海外実生株
28,000円

海外で実生されたE.cremersiiです。
発根状態は申し分なく、既に鉢を持ち上げることが出来ます。

植え込み前の写真を掲載します。
最上部の塊根は直径4cm強です。この大きさの株は中々ないと思います。

①最上部の塊根だけ露出させ、丸みを楽しむ
②浅植えにし、連なった塊根を楽しむ
③塊根を外し、根挿しする
などなど色々な楽しみ方が想像できる株です。

もちろんこのサイズなら花もたくさん咲かせますので、タネ採り用にもどうぞ。

美しい葉模様
少し掘ると真ん丸塊根
輸入時

No.2 Euphorbia patula subsp. wilmaniae (ex.Euphorbia planiceps) 種子 10粒
10,000円

作り直し中の親株

Euphorbia patula subsp. wilmaniaeの種子です。

E. planicepsとして入手しておりますが、現在はE.patulaの亜種としての学名が生きておりますので、この表記と致します。
親株はどちらもExotica由来(Nr.13293)で、花も確認し同定しております。

ヤフーオークションではE.planicepsは2019年3月を最後に以後出品されておらず、またこの10年間で8株しか出品されていないので珍しい種かと思います。
そして種子の販売は恐らく世界でも中々ないと思っています。

こちらの種はE.globosaE.ornithopusなどと近縁種です。地を這うように枝をどんどん増やし、大株になると小さな山のような姿になります。
枝は徒長しやすいので、しっかりと陽・風に当てながら管理します。この辺りの種は水を切りすぎるのはよくありません。真夏・冬は断水しますが、春秋はたっぷりと水をあげます。水をたくさんあげても伸びない環境作りを心がけてください。

No.3 Euphorbia gamkensis 種子10粒
5,000円

親株

Euphorbia gamkensis(ユーフォルビア ガムケンシス)の種子です。
Exotica由来の株同士を交け合わせて得られた種子です。

日本の気候でも育てやすい部類に入るタコもので、その栽培性と株姿で人気の種だと思います。

余談ですが、E.gamkensisは2012年に一度E.deceptaのシノニムとされたことがありましたが、花の付き方・花粉の出方・受粉温度?・実生苗の育ち方など色々見てもシノニムではないと私は考えています。2019年にめでたく再び独立となりましたが、、、正直Bruyns氏の新刊が発売されるのが少し恐いです。

No.3 Euphorbia brevirama 種子10粒
7,000円

親株

Euphorbia brevirama(ユーフォルビア ブレビラマ)の種子です。

学名の通り短く枝を伸ばすタコものです。E.gamkensisよりは少し栽培難易度は上がりますが、まだ育てやすい部類です。この種は焦って大きくしようとせず、じっくり育ててあげてください。

No.4 Euphorbia multifolia 種子10粒
5,000円

親株(♀)

Euphorbia multifolia(ユーフォルビア ムルチフォリア)の種子です。

成長は秋冬型という感じですが、昨年初夏に播いたものと秋口に播いたものを比べると、前者の方が発芽・生育ともに良かったので、届きましたらすぐ播種してみてください。
発芽後はやや涼しいところで管理するのがベストです。

基本的に挿し木株しか流通していません。挿し木でも充分に素晴らしい姿になるのですが、実生であればより株元からの分岐が期待できます。

No.5 Euphorbia parvimedusae 種子10粒
10,000円

親株

Euphorbia parvimedusae(ユーフォルビア パルヴィメデューサエ)の種子です。

2021年に記載されたばかりの新種で、種子の販売は世界でもまだ見ないものだと思います。

マダガスカル中央部Fianarantsoaの北西辺りが自生地です。標本が採取されたのはこちらの座標です⇒21°10′18″S 46°35′58″E

E.subapodaが一番の近縁種となりますが、葉の形状や枝の棘などで容易に判別が可能です。

No.6 Euphorbia fanshawei 種子10粒
6,000円

親株

Euphorbia fanshawei(ユーフォルビア ファンシャウェイ)の種子です。

アフリカ中央部、コンゴ南部やザンビアに生息するユーフォルビアです。岩場の隙間に埋まるように生えているようです。

E.deciduaと似ている姿ですが、枝の形状・花を咲かせる位置などで判別が可能です。雌花⇒雄花の順に咲くのですが、今回2株の花の咲くタイミングがキッチリ合ってしまったため、花粉を確保するのに苦労しました。

No.7 Euphorbia gloenewaldii 種子5粒 (こちらのみ5粒です。ご注意ください。)
4,800円

親株

Euphorbia gloenewaldii(ユーフォルビア グロエネワルディー)の種子です。

自家受粉での採種です。
E.tortiramaと混同されることがありますが、この件は調べれば調べる程ややこしいものです。
また詳しくは記事にしますが、ざっくり書くと
「中央の花が両性花になることがあるか」
「蜜腺の色が赤紫か緑色か」
この2点が大きな違いです。(何点かの書籍を読んでの判断です)
株姿がグロエネワルディーの方が小型で螺旋が強いとか、棘のシールドが花芽まで繋がるというのも言われますが、実は自生地の場所や株の大きさによって、螺旋のとても強いトルチラマやシールドの繋がるグロエネワルディーがあるようなのです。。。
花茎の長さも時期や株の大きさによって異なるので、これだけでは判断出来ません。
ほんとにこれは違う種なのか疑問を抱くこともありますが、現行違う種で扱われておりますのでそれに従います。こちらの種子は、蜜腺が赤紫で中央が両性花になることがある株から採種しております。

No.8 Euphorbia primulifolia 種子10粒
4,800円

親株

Euphorbia primulifolia(ユーフォルビア プリムリフォリア)の種子です。

赤花のプリムリフォリア同士を交配して得られた種子です。
赤花のプリムリフォリアはE.primulifolia var. begardiiとして長年扱われてきましたが、改めて調査された結果異なる種だということで2021年にEuphorbia begardiiとして独立しました。
そもそもプリムリフォリアと今回独立したベガルディ―は自生地が全く違います。本当のベガルディ―は国内で一部スバポダとして販売されているもので、プリムリフォリアとは塊根の形や葉の質感が異なります。(現状国内では何種類かがスバポダ一括りで流通しているように見受けられます。)
E.boiteauiE.decaryiもそうなのですが、マダガスカルのユーフォルビアは相当な混乱があります。ようやく整理が始まったところです。

脱線しましたが、プリムリフォリアには現状赤花と白花があり、どちらもプリムリフォリアで、色の違いは個体群の差ということであります。先述のベガルディ―独立の論文を書いたThomas Haevermans氏に直接確認致しました。
こちらの親株も写真を見てもらい、 E.primulifoliaで間違いないと同定して頂いております。

なお上記理由により、現地で群間の交雑が起こっている可能性もあります。赤花同士の掛け合わせなので、この種子から生まれる株は赤花の可能性が高いですが、白花が生まれる可能性もゼロではありません。その点ご了承ください。

No.9 Euphorbia bongolavensis 種子10粒
2,500円

親株

Euphorbia bongolavensis(ユーフォルビア ボンゴラベンシス)の種子です。

この種の詳細はこちら⇒ Euphorbia bongolavensis

以上9点、宜しくお願い致します。

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書籍紹介:REVUE SUCCULENTES, ANNÉE 2007 SPÉCIAL 2007, EUPHORBES DE MADAGASCAR https://tres.green/blog/2007-euphorbes-de-madagascar/ https://tres.green/blog/2007-euphorbes-de-madagascar/#respond Fri, 08 Apr 2022 02:00:00 +0000 https://tres.green/?p=901 REVUE SUCCULENTES, ANNÉE 2007SPÉCIAL 2007, EUPHORBES DE MADAGASCAR 著者: Norbert Rebmann出版元:AIAPS発行年:2007年 この書籍は […]

投稿 書籍紹介:REVUE SUCCULENTES, ANNÉE 2007 SPÉCIAL 2007, EUPHORBES DE MADAGASCARtres に最初に表示されました。

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REVUE SUCCULENTES, ANNÉE 2007
SPÉCIAL 2007, EUPHORBES DE MADAGASCAR

著者: Norbert Rebmann
出版元:AIAPS
発行年:2007年

この書籍は2008年まで存在したモナコの多肉植物協会AIAPSが発行したものだ。AIAPSでは年に4回の定期的ジャーナル、そしてそれプラス特集ということで年1回スペシャル号が発行されていた。
今回紹介する書籍は2007年のスペシャル号という位置づけだ。

著者:Norbert Rebmann

著者のNorbart Rebmann氏は1948年生まれ、2022年時点で御年74歳、フランスの植物学者。
名前を検索しただけでは彼のことを知ることが出来ないので、こちらに記しておく。

UPEC(パリ・エスト・クレテイユ大学)の名誉教授
SNHF(フランス国立園芸協会)の「サボテンと多肉植物」部門の会長
AJEM(モナコ・エキゾチック・ガーデン友の会)の事務局長
これらを務め、Order of Agricultural Merit(農業功労賞)を授与されている。

マダガスカルの植物相を研究し、新種を探すためこれまでに16回にわたってマダガスカルに赴き、2つの種が彼に捧げられ、彼自身も約30種を記述している。

献名されたAloe rebmanniiは日本の愛好家の間でも栽培されている種だろう。
彼が記述した種は珍しいものばかりで、残念ながら日本の流通で見ることはほぼないと思われる。
Aloe acutissima subsp. itampolensisは所持しているので、いつか苗をリリースしたいと思う。

Rebmann氏が記載した種一覧

  • Aeonium escobarii
  • Aloe acutissima subsp. itampolensis
  • Aloe ansoultae
  • Aloe arneodoi
  • Aloe × aubaredensis
  • Aloe deltoideodonta subsp. amboahangyensis
  • Aloe deltoideodonta subsp. brevifolia
  • Aloe deltoideodonta subsp. candicans
  • Aloe deltoideodonta subsp. esomonyensis
  • Aloe deltoideodonta subsp. fallax
  • Aloe edouardii
  • Aloe estevei
  • Aloe fontainei
  • Aloe graniticola
  • Aloe richaudii
  • Euphorbia ambatomenahensis
  • Euphorbia ambonaivoensis
  • Euphorbia ambovombensis var. ambatomenahensis
  • Euphorbia beuginii
  • Euphorbia emilienneae
  • Euphorbia helenae
  • Euphorbia maromokotrensis
  • Euphorbia marotsipoyana
  • Euphorbia milii subsp. breonii
  • Euphorbia nicaisei
  • Kalanchoe berevoensis
  • Kalanchoe maromokotrensis
  • Mammillaria geminata subsp. beiselii
  • Mammillaria geminata subsp. collinsii
  • Mammillaria geminata subsp. nejapensis

掲載内容

さて、今回この書籍を購入した理由は、マダガスカルのユーフォルビアについて調べ始めると必ずこの書籍の名を目にするからだ。

Plants of the World Online(以下、POWO)はキューガーデンが運営しており、分類学の見地から最新の植物のデータが掲載されている。ここにアクセスすれば、最新の学名や原記載などを知ることが出来る。詳しいものではその種の特徴が掲載されているものもある。特定の種について詳しく知りたくなった時にまず一番にアクセスするサイトといっても過言ではない。
さて試しにマダガスカルのユーフォルビア E.tulearensisをPOWOで検索すると、Bibliographyの欄に今回の書籍の名称が出てくる。

POWO 一例 マダガスカルのユーフォルビアを検索すると大体載っている

“Accepted by”ということはこの書籍でなんらかの分類学的な説明がなされ、これにより種として分類されていることを示している。わかりやすく言い換えれば、この書籍を読めばその種の特徴がわかり、他の(似ている)種と何が違うのかわかるということだ。

tresで種の紹介ページを作成するに当たり、上記の事柄は非常に重要な情報源となる。
この書籍は喉から手が出るほど欲しかったのだ。

実際の掲載内容は下写真のような感じである。

マイナー種の自生地の写真も載っている
E.moratiiの分類もわかりやすい

自生地の写真に加え、それぞれの種の特徴が淡々と掲載されている。
が、この特徴の記載が貴重で重要なものなのだ。
E.milliの変種の分類などもほぼ網羅されており、これを読めば特定することも難しくない。

フランス語で書かれているので読むのがちょいと面倒だが、DeepLなど翻訳ツールも進化しているので充分読める。
2007年時点の情報なので、E.boiteauiE.decaryiの修正などは反映されていないので最新の情報は別で補う必要があるが、まぁ充分である。


購入先

AIAPS自体は2008年に解散してしまったが、実はこの書籍、フランスにあるKuentzというナーサリーで現在も販売されている。
しかし、発送先はEU圏に限られている。
私自身この書籍を探しKuentzに辿り着いたのはいいものの、オンラインショップのカートではEUの国しか選択できない。問い合わせメールは全て無視。掲示板にコメントを残すも削除されてしまった。(極めて紳士的に書いたつもり)
ということでEU圏しか相手にしないということなのでしょう。
今回はフランス在住の知人を頼り、そちらを経由し日本に送って頂いた。
EUでの受け取りや経由が出来ないとこの書籍を手に入れることは難しいと思う。

手にする機会はかなり限られているので十数冊輸入してみた。興味ある方がいらっしゃれば是非。
上記理由により送料や手間がかかっているのでKuentzと同じ値段とはいきませんが。。。

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投稿 書籍紹介:REVUE SUCCULENTES, ANNÉE 2007 SPÉCIAL 2007, EUPHORBES DE MADAGASCARtres に最初に表示されました。

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出品物紹介:2nd offer https://tres.green/blog/2nd-offer/ https://tres.green/blog/2nd-offer/#comments Thu, 12 Aug 2021 05:36:08 +0000 https://tres.green/?p=666 8/14(土)に2nd offer開催 かなり間が空いてしまいましたが2nd offerを開催します。ごく少量の出品ですが、他ではあまり見かけないような、そんな出品内容にしたいと思い、準備しました。 一部Euphorbi […]

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8/14(土)に2nd offer開催

かなり間が空いてしまいましたが2nd offerを開催します。
ごく少量の出品ですが、他ではあまり見かけないような、そんな出品内容にしたいと思い、準備しました。

一部Euphorbia以外の株も掲載します。

販売方法

8/14(土) までにofferページに出品物の画像を並べておくので内容・価格などをご確認ください。
8/14(土) 21:00になりましたらそれぞれの出品物に注文番号を追記します。

  • お名前
  • 購入希望の出品物名
  • その出品物の注文番号

以上3点をご記入の上、下記メールアドレスまでメールをお送りください。
複数の注文があった場合、先着順と致します。
注文番号の記載がない場合は注文をお受けできませんのでご注意ください。

注文メール送付先 tres.euphorbia@gmail.com

出品物紹介

今回ご購入頂いた方の中から1名の方に、先日紹介ページに追加したE.bongolavensisの実生株をプレゼントします。まだ小さい株なので成長を楽しんでください。オファー期間終了後抽選し、購入頂いたものと同梱してお送りさせて頂きます。

No.1,2 Euphorbia gymnocalycioides 種子 10粒
6,500円

ユーフォルビア ギムノカリキオイデスの種子です。
かなり成長が遅いので、半年以上は腰水で最初の勢いをつけてあげてください。

2セット準備致しました。

No.3 Euphorbia cremercii 実生株
24,000円

ユーフォルビア クレメルシーの実生株です。CITES1類に分類される、葉模様の綺麗な希少種です。
枝は5本に分かれ、葉の枚数も多く、大株といってよいかと思います。また葉の模様も美しい個体です。
塊根は浅く横に広がっておりますので、盆栽風に植え込んで頂くと面白いと思います。
写真の陶器鉢のままお送りします。

No.4 Euphorbia furcata 種子 10粒
5,000円

ユーフォルビア フルカタの種子です。
ケニアMaktau産のフルカタ同士を掛け合わせて得られた種子です。
この産地のフルカタは枝のエッジが効いており、また模様や枝の色も独特です。
検索するとPavelka氏のギャラリーがヒットするので、是非現地の姿も見てみてください。

No.5 Euphorbia furcata 実生株
6,800円

No.4のMaktau産のフルカタの実生株です。1株のみリリースします。
開花経験株です。株元がよく膨らんでいます。
フルカタは主根の脇から根を伴った枝を伸ばします。主根が枯れるようなことがあっても、脇の根で生きていく術のようです。
これにより自生地では群生となった株を見かけることができるようです。
この株はその脇の株が1つ伸びています。ここから群生まで持っていけるとたまらない姿になると思います。

No.6,7 Euphorbia francoisii hybrid 実生株 選抜交配
No.6: 5,200円 No.7: 4,000円

タイで数々の賞を受賞しているナーサリーより買い付けた選抜株です。
購入頂いた方にはもし興味がおありでしたら、どのナーサリーかお伝えします。

No.6
美しい模様です。
No.7
葉の形はこちらの方がやや丸っこいです。

No.8 Euphorbia atropurpurea 実生株
2,000円

カナリア諸島に自生するユーフォルビアです。カナリア諸島というとなぜかバルサミフェラばかり注目されますが、この種も非常に魅力的な姿に成長します。是非画像検索してみてください。

発芽から8月で1年となりました。
少し涼しくなると一気に育ち始めますので、今後の成長に期待です。
頭飛ばしてやるといい形になるかも…?

No.9,10,11,12 Adenia kirkii 現地株
No.9: 12,000円 No.10-12: 8,800円

アデニア キルキーの現地株です。
手乗りサイズを揃えました。
発根済みで、完全に活着しています。
また成長点を何度もカットすることにより、低位置で葉がまとまるように作りこみました。届きましたらお好きな鉢に植え替えして楽しんでいただけると幸いです。

No.9
No.9

No.9はかなり扁平な塊根です。また他と比べツルっとした表面です。
葉も白部分が多く、一際美しい個体です。

No.10
No.10

No.10は2寸鉢で小さい株です。しかし、塊根の形状がコロンと丸く、葉もほとんど白部分な見惚れる個体です。豆鉢と合わせるときっと素敵です。

No.11
No.11

No.11はこれぞキルキーという株です。葉の緑部分が良いコントラストを与えてくれます。

No.12
No.12

No.12はこの大きさで花を付けています。この後開花すると思いますので、交配親探されている方どうでしょうか。塊根の形も丸く楽しめます。

No.13,14 Boswellia sacra 実生株
各8,000円

ソマリア~アラビア半島に自生するボスウェリア サクラの実生株です。
No.13は株元ふっくら、No.14は幹の途中から分岐が始まっています。

No.13
No.14

以上が今回の出品です。
どれも魅力溢れる種です。是非手に取って見てみてください。

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書籍紹介:The Succulent Euphorbieae (Southern Africa). https://tres.green/blog/the-succulent-euphorbieae-southern-africa/ https://tres.green/blog/the-succulent-euphorbieae-southern-africa/#respond Tue, 05 Jan 2021 12:36:26 +0000 https://tres.green/?p=412 サイト開設時にブログ機能があったので、毎日なにか写真を撮って投稿するか、と思っていたが、その役割は明らかにInstagramの方が向いており、サイトオープンと同時に廃墟と化してしまった。毎月のバナー画像をちゃんと準備して […]

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サイト開設時にブログ機能があったので、毎日なにか写真を撮って投稿するか、と思っていたが、その役割は明らかにInstagramの方が向いており、サイトオープンと同時に廃墟と化してしまった。
毎月のバナー画像をちゃんと準備していたことが、かろうじてブログ機能を削除を思いとどまらせた。
種の紹介以外でユーフォルビアに関することを書きたくなった時に、ラフに追加していくことにする。

The Succulent Euphorbieae (Southern Africa).

著者: Alain White, R. Allen Dyer, Boyd L. Sloane
出版社:Abbey Garden Press
初版:1941年1月1日

1941年に刊行された2冊セットの書籍だ。私の家の中ではぶっちぎりに古い。
もちろん古本で、最近よく使っている海外の古本通販サイトで購入した。
状態は、1941年だからこんなもんか、悪くはない。背表紙のタイトルは消えかかり、たまにページもたまにくっつき気味。だが読めるので問題なし。そんなことより開く度に情報量の多さに驚かされる。

この書籍を買った最大の目的は、学名の原記載を読むためだ。
ネットで情報を得られることも多くなってきたが、やはり原記載以上に情報が充実していることはかなり少ない。ましてやマイナーなユーフォルビアとなればこれに縋るしかない状況も多々出てくる。

さてこの書籍、21種ものユーフォルビアがこれを原記載としている。
シンメトリカを始めとして、コリクリナやプラニセプスなど、またホリダの3種の変種 var. major、var. noorsveldensis、var. striataもここで記載されている。
もちろんその21種の紹介だけでなく、かなりの数の南アフリカのユーフォルビアが紹介されている。多分300種近く掲載されてるんじゃないか。
自生地の写真や花・種子の写真に加え、それぞれの特徴や来歴など1種1種事細かに記されており、例えばグランディコルニス(キリン冠)で6ページも割いている書籍は他にないだろう。
それに栽培方法や分類の手法、60ページにも及ぶユーフォルビア調査の歴史など、EuphorbiaLover垂涎の内容となっている。
2巻合わせて全983ページ。まだ読み始めたばかりだが、ページ数以上に読み終わるのに時間がかかりそうだ。

SAN DIEGO CACTUS&SUCCULENT SOCIETY
マニアたちの間で行き交った本が私の手元にやってきた


原記載となっている21種

Euphorbia barnardii 
Euphorbia bergii
Euphorbia colliculina
Euphorbia cylindrica
Euphorbia excelsa
Euphorbia fortuita
Euphorbia franksiae var. zuluensis
Euphorbia geminata
Euphorbia herrei
Euphorbia horrida var. major
Euphorbia horrida var. noorsveldensis
Euphorbia horrida var. striata
Euphorbia multifolia
Euphorbia nelii
Euphorbia pentops
Euphorbia planiceps
Euphorbia pseudoduseimata
Euphorbia stapelioides
Euphorbia stolonifera
Euphorbia symmetrica
Synadenium cupulare
(現在はEuphorbia cupularis)

なぜ私は斜めに写真を撮ってしまうのか

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出品物紹介:1st offer https://tres.green/blog/1st-offer/ https://tres.green/blog/1st-offer/#respond Wed, 27 Jan 2021 11:48:00 +0000 https://tres.green/?p=496 1/30(土)に1st offer開催 初回のofferということで珍しい種子を採って出品しようと考えていましたが、シイナ(不完全な種子)が多かったり、採りこぼしたり散々な結果で。肝心の種子は1種のみの出品、実生・挿し木 […]

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1/30(土)に1st offer開催

初回のofferということで珍しい種子を採って出品しようと考えていましたが、シイナ(不完全な種子)が多かったり、採りこぼしたり散々な結果で。
肝心の種子は1種のみの出品、実生・挿し木株を5株準備しました。

実生・挿し木株はどれも小さなものですが、他ではほとんど見かけないようなものだと思います。 価格は低く設定しておきますので、Euphorbiaコレクターの方いかがでしょうか。

販売方法

1/30(土) までにofferページに出品物の画像を並べておくのでご確認ください。
1/30(土) 19:00になりましたらそれぞれの出品物に注文番号を追記します。

  • お名前
  • 購入希望の出品物
  • その出品物の注文番号

以上3点をご記入の上、下記メールアドレスまでメールをお送りください。
複数の注文があった場合、先着順と致します。
注文番号の記載がない場合は注文をお受けできませんのでご注意ください。

注文メール送付先 tres.euphorbia@gmail.com

出品物紹介

No.1 Euphorbia tulearensis 種子 5粒
2020/12/14採種

縮葉選抜の2株を交配し得られた種子です。
同じ組み合わせを手元で実生していますが、本葉1枚目から縮れ葉が出てくるので、将来期待できると思います。

雌株♀
雄株♂
出品株 全て2.5寸鉢です。

No.2 Euphorbia robecchii 実生株
2020/08/03 播種

ドイツkoehresより入手の種子から実生した株です。中々発芽率が悪く、数少ない生き残りです。

発芽半年ぐらいは2陵ですが、成長すると4陵に増えます。ちょうど4陵に変化し始めているところです。

実生してみると表面の模様や色合いは個体差が激しいです。
今回出品するものは緑が薄く、白ベースに迷彩が散るような、美しいものを選びました。
小さい株ですが惚れ惚れする美しさです。

No.3 Euphorbia glochidiata 挿し木株
2020/09/25 カット

発根済みです。
エチオピア~ケニアに生息する種です。ハッキリと塗り分けられた模様が非常に美しい種です。
棘が2又に分かれているのが特徴です。

No.4 Euphorbia tenuispinosa 挿し木株
2020/09/25 カット

発根済みです。
こちらも模様が美しい種で、ケニア~タンザニアに生息しています。
「細い棘」という意味の学名です。
やや先端に痛みがあるので、低価格にて出品します。

No.5,6 Euphorbia weberbaueri 挿し木株
2020/10/11カット

発根済みです。
tresで初めに紹介したweberbaueriです。緑の棒です。
手に取ると不思議と惹きつけられる種だと個人的に思っています。
左がNo.5 右がNo.6です。
No.6は先端にやや痛みがあります。

以上、1種子、5株の出品です。
小苗ですがどれも魅力溢れる種です。是非手に取って見てみてください。

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2020.12.03 https://tres.green/blog/2020-12-03/ https://tres.green/blog/2020-12-03/#respond Thu, 03 Dec 2020 03:03:00 +0000 http://tres.green/?p=133 本日よりtresのホームページを公開します。 ホームページ作成も初めて、さらに突貫工事で作成したので、見苦しい点等あるかもしれませんが宜しくお願い致します。 ユーフォルビアの魅力を自身の栽培経験なども含めてご紹介していけ […]

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本日よりtresのホームページを公開します。

ホームページ作成も初めて、さらに突貫工事で作成したので、見苦しい点等あるかもしれませんが宜しくお願い致します。

ユーフォルビアの魅力を自身の栽培経験なども含めてご紹介していければと思っています。

自身での実生や個人輸入も始めましたが、私が所有している株のほとんどは日本国内の生産者様・趣味家の方々から購入させて頂いたものです。
偉大なる先達者の方々に敬意を払いながら、未熟者ではありますがサイトの充実をしていきたいと思いますので、皆様どうぞ宜しくお願い申し上げます。


文章一部拝借させて頂いた鷲原様、快諾して頂きありがとうございました。

ロゴやホームページでかなりサポートしてくれた松本夫妻、本当にありがとう。

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